保証会社ってどんなもの？連帯保証人との違いや種類について
保証会社の種類やメリット・デメリットについて
居住用も事業用も物件を探す際に「保証会社」という言葉を聞くことは多いと思います。
今回は
・保証会社について。保証会社とはどんなものか
・保証会社利用のメリットやデメリット
・費用や種類について
まとめます。お部屋探しの際の参考にしてください。
保証会社とは
保証会社とは、家賃保証会社とも言いますが
賃貸住宅の契約時に必要な賃借人の連帯保証人を代行する会社で、 不動産賃借人との間で保証委託契約を締結する会社のことです。
連帯保証人との違いは？
連帯保証人は支払い能力がある親族（物件によっては友人・知人も可）が契約者が家賃滞納や延滞をした際に支払いを行う立場となる方で責任も大きいです。
そのため、連帯保証人になることを嫌がる方や連帯保証人になれる人を用意できない場合もございます。
家賃保証会社は連帯保証人の代わりになるもので近年は 家賃保証会社への加入が必須の物件は増加しております。
保証会社利用のメリット・デメリットは？
メリット
連帯保証人が不要になるケースが増える
諸々の事情で連帯保証人をたてれない方には大きなメリットです。
※物件や契約者の審査状況によっては保証会社と連帯保証人を両方求められるケースもあります。契約前に確認は行いましょう
また大家さん側の視点でも家賃滞納分の回収ができないリスクを減らすことができます。
審査が通りやすくなる
保証会社を利用することで貸主（オーナー）に安心してもらいやすくなります。 また連帯保証人をたてれない方は特に審査を通しやすくなるのがメリットです。 ただし例外もありますのでデメリットもご確認ください。
デメリット
費用負担が増える
家賃保証会社を利用することで契約者への経済的負担は増えます。
利用する保証会社や内容により変動はありますが
総賃料（家賃＋（共益費・管理費））の３０％〜１００％
が初期費用の目安として発生します。
翌年以降は1年ごとに1万円が更新料として発生など内容は様々ですので事前に確認しておくことがベターです。
連帯保証人を立てることがたてることができ、審査にも問題ない方からすれば正直無駄な費用です。
ただし保証会社利用が必須となっている物件は外すことができないので
割り切っていただくしかない費用となります。
複数の保証会社を利用している管理会社の場合は
負担が少ない保証会社を選択できないか相談してみるのも良いですね。
審査が厳しくなる場合がある
メリットで審査を通りやすくなると書きましたが逆に審査が厳しくなる場合があります。
保証会社には大きく分けて下記４種類があります。
①信販系保証会社（例：エポス・オリコ・ジャックス など） ②全国賃貸保証業協会（LICC）（例：全保連・エルズサポート など） ③賃貸保証機構(LGO)（例：Casa・フォーシーズ など） ④独立系保証会社（例：ジェイリース・ナップ など）
どういった場合に審査が難しくなるか
例えば①の信販系保証会社はクレジットカードの発行会社による家賃保証サービスですが
過去にクレジットカードで支払い事故がある方は信販系は審査はまず通らない可能性が高いです。
②のLICC系の場合は過去にLICC系の保証会社を利用した物件で滞納歴があるなど
信用に傷が付いている場合は同じLICC系の保証会社は審査が厳しくなります。
支払い能力はあるけど過去の傷が心配と言う方は
③や④の独立系の保証会社を利用することで審査を通過することもできますので
まずは不動産会社に利用している保証会社を確認するなど相談してみましょう。
保証会社は経済的負担の増加というデメリットはありますが
連帯保証人をたてれない方や大家さんにもメリットがあるため導入する物件は増加しております。
利用する保証会社や費用などについてわからないことなどは不動産会社に相談してみてくださいね。
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